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あとでわかって 恥ずいよね                                       [他人様の文章]


654 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2013/12/18(水) 21:15:30.47 ID:v/EcCgE4

私の武勇伝じゃないけど目撃したっていうか最後は巻き込まれた話。 
数年前、某駅前の信号のない横断歩道の近くで道路工事してて片道通行になってた。 
手旗信号で合図して止めたり流してる警備の人が一人いる状態ってのが前提。 
学校の帰りにそこを通りがかったら突然大音響でバスのクラクションが鳴り響いた。 
何事かと思って見ると、向こう側の車線を赤の旗で止めているのにバスの居るこちらの車線が動いていなかった。 
バスの前にいる軽自動車が横断歩道の前に止めたまま動かないので鳴らしているようだった。 
何度も鳴らしているのに軽自動車はピクリとも動かず、やがてゆっくりとドアが開いて若い男性が降りてきた。 
クラクションを鳴らすバスに見向きもせず、男性は工事現場の影に小走りで消えて行く。 
再び姿を現した時、男性の背中には腰の曲がったお婆ちゃんが乗っていた。 
荷物は警備の人が持っていたようで、二人で道路のこちらがわに送り届けると 
警備の人は荷物をお婆ちゃんの横に置いて本来の位置に小走りで戻っていって「ご協力ありがとうございました」と周りの車に頭を下げている。 
男性はと言うと、お婆ちゃんに引き止められて礼を言われていたようだったが突然見ていただけの私を指差すと 
「俺は急いでるから礼を言いたいならあのお嬢ちゃんに言いな。じゃ、あとはよろしくな」と、一瞬バスの方を見たが何も言わずに自分の車に乗ると走り去っていった。 
バスの運転手はしきりに周りをキョロキョロと見回しながらハンカチで汗を拭いながらその後に続くように発進。
で、私はなぜか巻き込まれてお婆ちゃんに道案内をする羽目になったというお話。 
「旦那にもらうならああいう良い男にしなさいな」とお婆ちゃんに言われましたが未だに年齢=彼氏いない歴でごめんなさい。














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